WKCの歩みと活動展開

1995年のWHO執行理事会の決定に基づき、WHOと神戸グループ*との間で調印された覚書によって、WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)は設立されました。 最初の10年間は、「都市と健康」「健康と福祉システム」「高齢化と健康」というテーマに関連する課題の理解や国際交流の活性化に重点をおいて活動を行いました。専門家会議、リサーチ・フォーラム、専門家との会議やシンポジウムは、85以上もの国々から政府や地方自治体の政策決定者、リーダー、学識関係者、科学者、その他の利害関係者といった参加者を迎えるに至りました。

その覚書は、2005年6月にさらに10年延長されました。この延長決定の際には、将来直面するであろう開発における健康の実現にむけた課題に対処するため、これまで築いてきた政策分析や研究成果に基づいて研究に取り組んでいくことの重要性が議論されました。新しい研究分野には、健康と開発における分野横断的な推進力として重要性の高まった都市化について、WHO、神戸グループそして他の利害関係者の間で共有された意見が反映されています。

これを機にWHO 神戸センターは 2005年にWHO 健康の社会的決定要因に関する委員会(CSDH)における都市環境研究情報ネットワークを組織運営する拠点に選ばれました。同委員会は、健康の社会的決定要因について取り組むため、そして貧しく社会から取り残された人々を守るために、健康・教育・住居・経済学に関する世界有数の専門家から構成されました。 2006年から、WHO神戸センターは都市環境での健康格差を是正するために、世界の研究者やジャーナリスト、フィールドワーカーの調査結果をまとめて、提言根拠の基盤構築を支援し、戦略的な介入を提唱しています。

これらの調査結果から、政策決定者が都市での健康格差について評価、対応できるような実用的なツールの必要性が明らかになりました。

**兵庫県、神戸市、神戸商工会議所、株式会社神戸製鋼所から構成されるWHO健康開発総合研究センターの地元財政支援団体である「神戸グループ」の財政支援に支えられ、研究活動を行っています。

2011年10月
アレックス・ロス氏が、WHO神戸センター第6代所長として就任

2008年1月
ジェイコブ・クマレサン博士がWHO 神戸センター第5代所長として 就任

2006年1月
岩尾總一郎博士が WHO神戸センター第4代所長として 就任

2005年6月
WHOと神戸グループの代表者により、WHO神戸センターの2006年から2015年の運営第2期に関する改定覚書に調印

2004年1月
ヴィルフリート・クライゼル博士がWHO神戸センター第3代所長として就任

1999年1月
川口雄次博士がWHO神戸センター第2代所長として就任

1998年4月
兵庫県神戸市脇浜海岸通のWHO神戸センター恒久施設の開所式を紀宮清子内親王を迎えて開催

1996年3月
神戸商工会議所ビル内に仮事務所を開設しWHO神戸センター開所式を挙行

1996年2月
アンジェイ・ボイチャック博士がWHO神戸センター初代所長として就任

1995年8月
WHOと神戸グループの代表者によりセンター設立に関する覚書に調印

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