2014年版「世界保健統計」:日本が長寿世界一を維持

「世界保健統計」はWHOが毎年発行している報告書で、WHO加盟国について最新の保健統計データを提供しています。今年の統計からは、世界的潮流のひとつである急激に進む人口の高齢化が浮かび上がっています。ここ数十年の間に、世界は平均寿命において大きな躍進を遂げました。2012年に生まれた子どもの世界平均寿命は、女の子で72.7歳、男の子で68.1歳となっています。これは、1990年に生まれた子どもの世界平均寿命と比べて、6歳も長くなっています。

日本は、WHO加盟国の中で世界一の長寿国となっています。日本人女性の平均寿命は世界最長で87.0歳となっており、2位スペイン、3位スイス、4位シンガポールと続いています。日本人男性の平均寿命は世界第8位(80.0歳)で、上位9位の国々において男性の平均寿命は80歳を超えました。

我々は皆、長く生きることができるようになりました。しかし、長寿を享受できるかどうかは、生まれた場所に左右されるのも事実です。特に低所得国は、1990年から2012年の間で大きな進歩を遂げました。1990年には51.2歳であった低所得国の平均寿命は、2012年には63.1歳に伸び、約9年も長くなりました。しかしながら、低所得国の間での健康における格差は拡大しています。世界には男女ともに平均寿命がいまだ55歳以下である国が9カ国あり、すべてアフリカ・サブサハラ地域の国々です。